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イギリスワイナリーで収穫ボランティア体験!

Sussex Vinoのブログへお越しくださり、ありがとうございます!

このブログでは、イングリッシュワイン ー特にイングリッシュ・スパークリングワイン(ESW)ー と、イギリスのワイナリーについてご紹介しています。


かなり久々のブログ更新です(反省…)

何と気づいたら、今年に入って初めてのブログ投稿です。…って今年はあと2か月足らず😓

今年初めからYoutubeを始めて、ブログは完全に手が回らない状態でした。しかし、こんなことじゃダメですね~。早くも来年の抱負は「継続」に決定です。


気を取り直して再びアップして行きます✒ Youtubeも…💦


さてブドウ収穫のお話🍇🍾

10月最終週。ギリギリ夏時間のイギリスで、初めてぶどう収穫ボランティアに参加しました。本格的な収穫ボランティアは初体験だったので、内心ちょっとドキドキでした~。


通常イギリスのぶどう畑の収穫期は9月後半から10月初め。しかし今年は春先の寒さ(spring frost)が長引いて、ぶどうの成育が遅れていました。

フランスやイタリア北部では、春先に一度暖かくなって新芽が出始めた所で、夜間に氷点下になるような寒さがぶり返したために新芽がやられしまうという被害が沢山出ています(涙)

イギリスの場合は、春先に暖かくなる前に寒さが続いたので成育の遅れは見られたものの、新芽がやられるような大きな被害の規模は少なかったと聞いています。


また春先の寒さに加え、夏の間も雨や湿度が高い日が続き、2021年はイギリスのぶどう畑には受難の年。それでも9月、10月に入って晴れて暖かい日が続いたので、時間はかかったものの、ぶどうはきちんと熟しているようです🍇

結局、今年のイギリスのぶどう収穫時期は、2~4週間遅れとなっています。


ところで、収穫といえば・・・

他の農作物の収穫と同様、通常はポーランドやルーマニアなどの東欧からプロのPicker達が収穫期にイギリスへやってきて収穫作業にあたります。



ところが、EU離脱@Brexitの影響で、渡英するPicker達の数が激減しているそうです。それで、多くのワイナリーやぶどう畑では、国内ボランティアを沢山募集して収穫期を乗り切っています。

先日仕事で訪れたケント州のGusbourne(ガスボーン)でも、多くのボランティアが収穫を行っていました。

Gusbourneのシャルドネ

さて、今回私が訪れたぶどう畑は、凄腕ワイン醸造家 Dermot Sugrue(ダーモット・スグルー)氏が所有するイーストサセックスにあるMount Harry Vineyardです。

(注) スグルーさんって、江川さん⚾ではありませんので悪しからず。 (←意味不明な方、スミマセン)

Mount Harry Vineyard in East Sussex

©https://www.sugruesouthdowns.com/gallery/


Dermot Sugrue氏は、ウエスト・サセックスのWiston Estate(ウィストン・エステート)というスパークリングワインのみ製造する優良ワイナリーで長年、醸造責任者を務めています。 彼の造るスパークリングワインは、非常に繊細で高品質のシャンパンのような素晴らしい味わいのものばかりで定評があります。


Wistonで醸造する傍ら、彼は“Sugrue South Downs”という独自ブランドを立ち上げて、2009年ビンテージを皮切りに醸造販売しています。

飲み頃になるまで販売開始しないというポリシーを貫く職人気質ですが、販売されるとあっという間に売り切れ続出・・・の知る人ぞ知る、英国ワインブランドです。


©https://www.sugruesouthdowns.com/gallery/


“The Trouble with Dreams”と名付けられたワインは毎年(ビンテージごとに)造られるのですが、ネーミングが超ナイス だと思います。

夢があるから色々大変…夢を追いかけている私としては実感があるので、自分の現状についてつい考えてしまいます。


また、スグルーさんは他の近隣ワイナリー数軒でも醸造を手掛けています。例えば、Digby Fine English, Jenkyn Place、Ashling Park Estate 等々…ですが、彼が関わるとそのワイナリーのワインの品質がグーンと向上します。 本当にマジシャンみたいです🎩🕊♠



スグルーさん、かつてイギリスのトップワイナリー、Nyetimber(ナイティンバー)で醸造担当をしていたこともあります。真の実力派、まさに職人です。


個人的意見ですが、ダーモット・スグルー氏は 「英国スパークリングワインの造り手トップ3」の一人に数えられるべき人だと、私は思っています。

ちなみに私が考える「英国スパークリングワインの造り手さんトップ3」

他のお二人は・・・・(ジャジャーン♬)

Charlie Hollandチャーリー・ホーランド氏(ケント州Gusbourne)そして

Peter Hallピーター・ホール氏(イーストサセックス州Breaky Bottom)です。

いずれも素晴らしい造り手さんです。

機会があれば、是非彼らが醸造したスパークリングワインをお試しいただきたいです!


あ、そうそう、 収穫のお話でした この日はシャルドネの収穫をしました。


初の収穫ボランティア、しかも一人参加でしたが、素敵な人々と出会い、美味しい昼食とワインを支給され、最後には太っ腹とも言える記念品(最新リリースの“The Trouble with Dreams”2017のボトル1本)を各自にいただき、とにかく楽しすぎる一日でした。




収穫ボランティア、結構好きかも~😉🍇 







また、ボランティアが沢山いたこともあり、収穫自体は9時から始めて3時過ぎには終了!

イギリスですから時々雨に降られたりもしましたが、もっとハードな農作業をイメージしていただけに、こんなに楽しい時間を過ごしながらボトル1本頂いてスミマセン・・・な収穫ボランティア体験でした。


The Trouble with Dreams 2017 いただきました🍾

機会があったら、あなたも是非! 

英国ワイナリーで収穫ボランティア体験、おススメです💛

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