Sussex Vinoのブログへようこそ!
イギリス、サセックス在住のワインプロモーター・ロバートソン 眞由美です。
このブログでは、イングリッシュワイン ー特にイングリッシュ・スパークリングワイン(ESW)ー と、イギリスのワイナリーについてご紹介しています。
前回のブログから、間が空いてしまいました。(反省)
今後は、週末ごと(GMT:グリニッジ標準時)に必ず更新していくことを自らに厳しく誓います!
さて、今回もワイナリー紹介を予定していたのですが、ESWの日本への輸出に関する記事を読んだので、それについて書くことにします。
前回ご紹介した、KentにあるGusbourne(ガズボーン)。
どのワインをとってもバランスが良く、安定的に高品質なワインを醸造する秀逸なワイナリーです。
そしてGusbourneと言えば忘れてはいけないのが、2016年4月にパリで行われたシャンパンおよびスパークリングワインのブラインドテイスティング。
イギリスのスパークリングワイン(ESW)にとっての「パリの審判*」にあたるテイスティングでした。この時、3部門のうち2部門でイングリッシュ・スパークリングワイン(ESW)がトップの座に輝いたのですが、そのうちロゼ部門のトップの座に輝いたのが、Gusbourneの2011年ヴィンテージでした。
可愛いガチョウのロゴが目印のワイナリーです。(私は鴨とガチョウの区別がつかないので、前回は「鴨のロゴ入りエコバッグ」とご紹介してしまいました。訂正しお詫びいたします😓)
そのGusbourneのスパークリングワインが、このたび日系航空会社のファーストクラスラウンジで提供される運びとなったそうです。
日系航空会社とは、恐らく日本の翼・JALさんと推測しますが、イギリスのプレスではどこも“Japan Airways”と記載しており(どこそれ?)今のところ、どちらのエアラインか確証が取れておりません。が、恐らく、自国のフラッグキャリアがBritish Airwaysなので、日本のフラッグキャリアもXX Airwaysだと英国人が解釈してしまったのだろう、と推測できる気がします。サービスの開始時期共々、当該航空会社(多分JALさんですけど)の発表を待つのが良さそうです。
イギリス政府はEU離脱(Brexit:ブレグジット)を来年1月に控え、全力で主要輸出国と貿易
協定を結ぶべく邁進していたのですが、このたび、日英通商協定が大筋で合意とのこと。様々な分野で互いの国の製品への関税撤廃が実施されることになり、日英の食品貿易も盛んになりそうです。(https://www.bbc.com/japanese/54117780 参照)
イングリッシュワイン輸出増にも期待が持て、イギリスのワイナリーにとっても朗報でしょう。日本の酒造やビール会社、ワイナリーにとっても然り。
日本でイングリッシュスパークリングワイン(ESW)が気軽に手に入るようになる日が、案外早く来るかもしれません。そうなって欲しい!…と心から願います。
良質なESWを日本の皆様に知っていただくこと、これが私のミッションなのです。
*パリの審判 - 1976年にパリで行われたブラインドテイスティングで、カリフォルニアワインの品質が世界的に認められるきっかけとなった。ブラインドテイスティングでフランス人パネルをもうならせた最高のワインが、実はフランス産ではなく、カリフォルニア・ナパのワインだったという有名な「事件」
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